みなさん、あけましておめでとうございます。
皆さんはどんな年末年始をお過ごしになりましたか。実家で家族と過ごした人、旅行に行った人色々いると思います。
海外の年越しは、日本の「年越しそば」や初詣とはまったく違う文化がたくさんあります。今回は、世界の年越し文化について紹介します。私が実際に体験した年越しを中心に、知人から聞いた年越し文化についても紹介します。楽しんでもらえると嬉しいです。
オランダ|ドーナツ(オリーボーレン)と盛大な花火
オランダの年越しといえば、Oliebollen(オリーボーレン)というドーナツのようなお菓子と、街中に響き渡る花火と爆竹です。
オリーボーレンってどんなお菓子?
オリーボーレンは、揚げドーナツのような生地に、レーズンやリンゴを入れた冬の定番スイーツ。年末になると、街角にオリーボーレン専門の屋台がたくさん出ます。

- 外はカリッ、中はふわふわ
- たっぷりの粉砂糖をかけて食べる
- ホットチョコレートやコーヒーと一緒に
年越し前後は「とりあえずオリーボーレン」というくらい、みんな当たり前のように食べています。
実際に食べてみた体験談
手軽に食べれて美味しく、初めて食べてからは何度も屋台に通いリピしました。
日本のおもちとおせちの正月とは違いますが、ちょっと恋しいです。
花火と爆竹の迫力がすごい
オランダの大晦日は、とにかく音がすごいです。個人で花火を買って、あちこちで打ち上げます。日本のように「決まった場所で観賞」ではなく、
家の前、公園、道路、どこでも花火!
という感覚。正直、日本人からするとちょっと怖いレベルですが(笑)
それも含めてオランダらしい年越しの風景です。
大晦日の夜から上がり始め、年越しの時間にピークを迎えます。
写真は留学していた時に家の前で撮った写真です。

アメリカ|タイムズスクエアのボールドロップ
アメリカの年越しで最も有名なのが、ニューヨーク・タイムズスクエアのカウントダウン。世界中に中継されるビッグイベントです。
ボールドロップとは?
- 23:59から巨大なボールがゆっくり降りてくる
- 0:00ちょうどで新年スタート
- 紙吹雪と歓声で一気にお祭りモード
現地の雰囲気
朝から場所取りをする人も多く、会場はとにかく人・人・人。寒さの中で何時間も待つので、実際に行く人は防寒必須です。
抜けたら並び直しになるのでオムツを履いて参戦する人もいると聞きます。
「一生に一度は体験したい年越し」
と言われる一方で、テレビで楽しむ人も多数。それでもアメリカらしいスケール感と盛り上がりは別格ですね。
私は流石にこれはテレビでいいかな...
イギリス|ロンドンの花火とビッグ・ベン
イギリスの年越しは、ロンドンのテムズ川沿いの花火とビッグ・ベンの鐘が象徴的です。
ロンドン年越しの見どころ
- ビッグ・ベンの鐘と同時に花火スタート
- ロンドン・アイ周辺から打ち上げ
- 音楽と連動した演出
川沿いには多くの人が集まり、みんなでカウントダウン。フォーマルなイメージのあるイギリスですが、この日はかなりにぎやかです。
パブ文化も年越しの楽しみ
イギリスらしく、
- パブで飲みながら
- 友達と語りながら
- そのままカウントダウン
という過ごし方も定番。静と動が混ざった、大人な年越しです。
おまけ|ケーキにコインやおもちゃ?(イギリス&フランス)
イギリスやフランスには「ケーキの中に当たりを入れる」文化があります。
- イギリス:クリスマスプディングにコインや指輪を入れる習慣
- フランス:**ガレット・デ・ロワ(王様のケーキ)にフェーヴ(小さなおもちゃ)**を入れる
- 当たった人がその日の王様・女王様
- 紙の王冠をかぶるのが定番
プディングの話はハリーポッターで読んだことがある人も多いかもしれません... まさにあの世界観そのままの文化です。
ハリーポッター好きなら思わずニヤッとするやつです。
「あ、これホグワーツで見た…!」となる人、きっと多いはず。
これも「新年の運試し」的な意味合いで、日本のおみくじやおせちの縁起物と通じるところがありますね。
イタリア|赤い下着で幸運を呼ぶ
イタリアの知り合いから直接聞いた面白い習慣があるので紹介しますね。
イタリアの年越しで有名なのが、赤い下着。
「赤は幸運と愛の色」
ということで、年越しに赤い下着を身につけると、恋愛運や運気がアップすると言われています。
お店にも赤い下着がずらりと並ぶので、知らずに見るとちょっとびっくりしますよね。
スウェーデン|大晦日はドナルドダックのアニメ
この話も、スウェーデンの知り合いから直接教えてもらいました。
スウェーデンの年越し(正確にはクリスマス〜年末の定番)でとても有名なのが、ドナルドダックのアニメ番組です。
なぜドナルドダック?
毎年、国営テレビで
『From All of Us to All of You(みんなからみんなへ)』
というディズニーの特別番組が放送されます。日本でいう「年末の紅白歌合戦」や「大晦日の定番番組」のような存在で、
- 子どもも大人も
- おじいちゃんおばあちゃんも
- 家族みんなで
同じ番組を見ます。
国民行事レベルの視聴率
一時は国民の約半分が同時視聴すると言われるほどで、街から人が消えるレベル。スーパーも早く閉まるので、旅行者は要注意です。
静かであたたかい年越し
花火や大騒ぎというより、
- 家でゆっくり
- コーヒーとお菓子を用意して
- ドナルドダックを見ながら
という、とてもスウェーデンらしい穏やかな年末の時間が流れます。
フィリピン|丸いものだらけの年越し&盛大な花火
フィリピンの年越しは、とにかくにぎやかで音がすごいです。特にマニラでは、
「うるさいほど花火が上がる」
と言われるほど、あちこちで打ち上げ花火や爆竹が鳴り響きます。日本の花火大会のように「静かに観賞」ではなく、街全体がパーティー会場のような雰囲気です。
写真は知り合いから送ってもらった今年の年越しの花火。

丸いもの=お金=豊かさ
フィリピンでは、丸いもの=お金=豊かさという考えがあります。
- 丸いフルーツを12個並べる
- 水玉模様の服を着る
- コインをポケットに入れる
家の中に丸いものをたくさん置いて、「お金に困らない一年になりますように」と願います。
日本のおせちにある栗きんとん=金運アップと、ちょっと似ていて面白いですよね。
国は違っても、「新年はお金に恵まれたい」という気持ちは万国共通なのかもしれません。
フィリピンらしい年越しの空気
家族や親戚が集まって、
- 大音量の音楽
- テーブルいっぱいの料理
- 子どもたちは外で花火
という感じで、とにかく明るくてエネルギッシュ。静かな日本の年越しとは真逆で、同じ家族集まるという習慣でも全く違った雰囲気で、カルチャーショックを受ける人も多いですが、それもまたフィリピンの魅力です。
台湾(台北)|台北101の花火とカウントダウン
台湾の年越しといえば、やはり台北101のカウントダウン花火。毎年デザインが変わり、音楽と光の演出が組み合わさった大規模なショーになります。
実際に行ってみた体験談
私も台北101の年越しカウントダウンに行ったことがありますが、とにかく人が多い! かなり前の時間からみんな場所取りをしていて、
「そんなに待つの?」
と思うくらいの本気モードでした(笑)。
ただ、台湾は12月でも比較的暖かいので、長時間外にいてもそこまでつらくありません。少し肌寒いので長袖は必須ですが、コート必須のヨーロッパ年越しに比べるとかなり過ごしやすい印象でした。
夜中も地下鉄が動いてましたが、混雑で帰るまでが本当に大変だった...
写真は実際に私が行った時の写真です。

台北101カウントダウンの特徴
- 高さ500m超のビル全体を使った演出
- 年ごとにテーマがあり、メッセージ性のある演出
- 無料で見られるのにクオリティが高い
日本の花火大会とは違い、**「花火+ビル演出+音楽」**の一体型エンタメという感じで、とにかく華やかです。
どこで見る?おすすめスポット
- 象山(シャンシャン):少し登るけど、夜景+花火の定番スポット
- 国父紀念館周辺:近くて迫力あり
- 市政府エリア:大画面中継と一緒に楽しめる
人は多いですが、警備や導線がしっかりしていて、日本人旅行者でも比較的安心して楽しめます。
年越しの雰囲気
台湾の年越しは、
- 友達同士で外に出て
- 屋台グルメを食べながら
- みんなでカウントダウン
というお祭りモード全開。そのまま初詣(行天宮など)に行く人も多く、にぎやかでポジティブな空気に包まれます。
台湾の人は、旧正月の方が本気なので、逆に新年は旅行者としては楽しみやすいです。
世界の年越しを知ると、旅がもっと楽しくなる
ここまで見てきたように、世界の年越しは本当にさまざまです。
- オランダ:屋台でドーナツ+街中で花火
- 台湾:台北101の大迫力カウントダウン
- フィリピン:うるさいほどの花火と大騒ぎ
- アメリカ:極寒の中でボールドロップ
- イタリア:赤い下着で運気アップ
- イギリス:ビッグ・ベンと花火
- スウェーデン:ドナルドダックを家族で鑑賞
どれもその国らしさが全開で、「年越し」という同じイベントでも、ここまで雰囲気が違うのかと毎回驚かされます。
やっぱり日本の年越しは静かで特別
一方、日本の年越しはというと、
- 年越しそばを食べて
- 紅白を見て
- 除夜の鐘を聞いて
- 初詣へ
という、とても静かで落ち着いた時間。
海外の「騒ぐ・叫ぶ・踊る」年越しを体験したあとだと、
「日本の年越し、静かすぎない?」
と最初は少し物足りなく感じることもあります。でも同時に、
「やっぱりこの静けさ、いいな…」
としみじみ思うのも日本人あるあるかもしれません。
にぎやかな世界の年越しを知ったからこそ、日本の年越しの良さもよりはっきり見えてくる。そのギャップも含めて、文化の面白さだなと感じます。
私の今年の年末年始は海外からのゲストを案内しながらだったので日本らしさを改めて感じました。
近いうちに日本の文化の英語で紹介できるフレーズも紹介できたらと思っています。
おわりに|あなたはどの年越し派?
屋台ドーナツ片手に花火を眺める年越しも、
ビル丸ごと光るカウントダウンも、
家でドナルドダックを見る年末も、
どれも正解で、どれもその国の大切な文化です。
もし機会があれば、ぜひ一度海外で年越しを体験してみてください。
きっと「一生忘れない年越し」になりますし、
日本に帰ってきたときの年越しが、いつもよりちょっと特別に感じられるはずです。
読んでくださってありがとうございました。次回もお楽しみに。