アメリカ 海外旅行

15カ国以上行ったことある私が語るカルチャーショック:アメリカ編

世界15カ国以上を旅してきたハポンが語るカルチャーショック。今回はアメリカ編。
アメリカは「スケールの違う国」だと感じました。
どこの国にも驚きはありますが、アメリカは良い意味でも悪い意味でも、想定外が多かったです。今回はその中でも印象的だったカルチャーショックを3つ紹介します。

① 食べ物もドリンクも、そして車もとにかく大きい!

最初にびっくりしたのは、食べ物とドリンクのサイズです。
スターバックスには日本では見かけない“Trenta(トレンタ)サイズ”があり、なんと約900ml。ペットボトル1本分を超える大きさです。

せっかくだからとトレンタに挑戦してみたのですが…冷蔵庫に何回も戻してすごく時間をかけて飲みました。本当にお腹がいっぱいになって飲み切るのが大変。
(写真はトレンタサイズのドリンク)
iPone 13と比較してみました。

面白かったのは、スタバにトレンタサイズのタンブラーも売っていたこと。
見た瞬間「これを持ち歩くの!?」と驚きましたが、アメリカらしいスケール感に思わず笑ってしまいました。お土産にも良さそうです。

そしてもうひとつ驚いたのが、車の大きさ
街を走る車の多くがSUVやピックアップトラックで、日本ではほとんど見かけないサイズ感。
「こんな車、日本の道では走れないだろうな」と思わずつぶやいてしまいました。
広い駐車場やまっすぐに伸びるハイウェイを見て、「ああ、ここは大陸なんだ」と実感。
(日本でアメ車がなかなか売れない理由が、少しわかった気がしました。)

② 銃社会という現実

次に驚いたのは、銃が日常の一部として存在していることです。
ショッピングモールの入口に「No Firearms Allowed(銃持ち込み禁止)」と書かれた看板を見て、最初は何の冗談かと思いました。

さらに衝撃だったのは、高級住宅街の一角で、路上で人が襲われている場面を目撃したことです。あまりの光景に腰を抜かしました。
「銃社会って、こういうことなのか」と、その瞬間に実感しました。

アメリカの知り合いに話すと、「そんなに頻繁に起きるわけじゃないけど、長く住んでいると驚かなくなる」と言われ、本当に驚きました。
地域によっては治安が悪く、時折銃声が聞こえることもあるそうです。

この経験を通して、アメリカでは「自分の身は自分で守る」ことがどれほど大切かを肌で感じました。
同じ“安全”という言葉でも、国によって意味がまったく違うのだと実感しました。

③ チップ文化のプレッシャー

レストランでの支払い時、タブレット画面に表示されるチップの金額選択。「15%」「20%」「25%」の中から選ぶのですが、初めの頃はどれが正解かわからず、毎回ドキドキしていました。

チップは単なる“おまけ”ではなく、スタッフの大事な収入源。アメリカではチップ込みで支払うのが一般的ですが、その相場は15〜20%程度
高級レストランでは25%近く提示されることもあります。

驚いたのは、カウンターでの支払いでもチップが求められること。
「席に案内されていないのに!?」と思いましたが、今は多くの店で自動的にチップ選択画面が表示されます。知識としては知っていても、実際に体験するとやっぱりカルチャーショックです。

興味深いのは、ヨーロッパではチップ文化がそこまで強くないこと。
多くの国ではサービス料がすでに料金に含まれていて、渡すとしても数ユーロ程度。アメリカのチップ額に慣れていないと、最初は「高っ!」と感じてしまいます。

おわりに:カルチャーショックは旅のスパイス

アメリカでは、何もかもが日本の常識と違います。最初は戸惑っても、その背景を知ると「なるほど」と思える瞬間がたくさんありました。
カルチャーショックは驚きでもあり、発見でもあります。違いを楽しめるようになると、旅はもっと深く、もっと面白くなると感じました。


旅行前に知っておきたい!アメリカ文化4選

① セルフサービスが基本

ファストフード店やカフェでは、注文から片付けまで基本的にセルフです。
日本のように店員さんが席まで運んでくれることは少なく、飲み物は自分で「ドリンクファウンテン」で注ぐスタイル。
最初は戸惑いますが、自由度が高く気楽です。

② 「Hi, how are you?」は挨拶の一部

アメリカでは「Hi! How are you?」は深い意味のない挨拶で、返事は「Good!」や「I’m fine!」でOK。アメリカ人の友人に聞いたところによると「How are you?」返しをすることもあるそう。(質問じゃなくて、挨拶なのか...)
「どうしてそんなこと聞くの?」と真面目に答えすぎると、少し不思議がられることも。
カジュアルな笑顔と一言で、会話がスムーズになります。

③ 冷房がとにかく強い

夏の室内は驚くほど寒いです。
レストラン、ショッピングモール、バスの中までキンキン。
羽織り物や薄手のカーディガンを常に持ち歩くのがおすすめです。
「冷房が強い=快適」と感じる文化の違いにも、少しカルチャーショックを覚えます。

④ 食べきれないときは「ドギーバッグ」で持ち帰り

レストランで料理を食べきれなかったとき、「Can I get a box?(箱をもらえますか?)」と言えば、ドギーバッグ(Doggy Bag)に入れて持ち帰ることができます。
「残すのは失礼」と感じがちな日本人には新鮮な文化です。

量が多いアメリカでは、持ち帰りはごく普通のこと。
冷蔵庫で保存して翌日に食べる人も多いです。
無理して食べきらず、「おいしいものを次に楽しむ」という考え方が、アメリカらしい合理性を感じさせます。

ちょっとした文化を知っておくだけで、旅先での戸惑いがぐっと減ります。
アメリカを訪れる前に、ぜひ頭の片隅に入れておいてくださいね。

これからも、度々カルチャーショック編も不定期で更新して行きますね。海外旅行をしているつもりで、または読者の皆さんの旅行の際のお役に立てたら嬉しいです。次回もお楽しみに!!

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