〜オランダ留学経験者が語るリアルな食事情〜
海外生活が始まると、恋しくなるのが「いつもの味」。私がオランダに留学していた時も、日本の食材が恋しくなり、現地で手に入るものや持っていくべきものを経験から学びました。この記事では、ヨーロッパ(特にオランダ)での日本食事情を、留学・ワーホリ・駐在予定の方に向けてまとめています。
秋から新学期で留学する人にもぜひ読んでもらいたいです!!
1. ヨーロッパでも意外と手に入る日本食材
アジア系スーパーは強い味方!
オランダには「Amazing Oriental」「Dun Yong」などアジア系スーパーが複数あり、日本食材も一通り揃います。

例えば:
- 醤油(キッコーマンなど)
- 味噌(赤・白味噌)
- うどん・そば・ラーメン(乾麺・冷凍)
- カレールウ(S&Bなど)
- 寿司用米(Sushi Rice)
- 海苔(手巻き用・ふりかけ)
- 冷凍餃子・たこ焼き
- 鰹節・だしパック(一部店舗)
価格は日本よりやや高めですが、どうしても和食が食べたいときの心強い味方です。
Albert Heijn(オランダの大手スーパー)でも使える!
にんにく・生姜の瓶入りペーストや旨味調味料は比較的見かけます。顆粒だしは小さなスーパーではほぼ無いため、持参が安心です。
2. 日本から持って行って良かったもの
- 顆粒だし(ほんだしなど)
味噌汁や煮物、うどんのベースに不可欠。現地スーパーでの入手は難しいです。 - 乾物類(切り干し大根、ひじき、わかめ、塩昆布、とろろ昆布)
軽くて長持ち、和食の幅が広がります。 - ふりかけ・お茶漬けの素
疲れた日のご飯にあると嬉しいです。 - 電子レンジ炊飯容器
一人暮らしには炊飯器より便利でかさばりません。 - 菜箸
現地ではほぼ売っていないので必須。箸はあるけど菜箸はなかなかない。痒いところに手がとどきます。 - 麦茶のティーバッグ
ヨーロッパでは甘くない冷たいお茶がほぼ手に入らないため夏に特におすすめ。 - 七味唐辛子やゆず胡椒など香味調味料
現地で代用が難しい風味アップ調味料。 - チューブ調味料(梅肉・紅生姜・紫蘇など)
味のアクセントになり、現地ではほぼ入手不可。 - 昆布茶
だし代わりにも飲み物にも使え、軽くて便利。 - フリーズドライの雑炊
具合が悪い日に恋しい日本食。すぐに食べられて助かりました。なくなったら現地の無印で買い足し。
写真は友達がオランダに遊びに来た時に持ってきてもらったもの。すごく助かった。

3. 現地で代用できるもの・できないもの
日本の食材 | 現地での代用品・状況 |
---|---|
日本米 | Sushi rice や Pandan riceなどで代用可能(硬め)水に長めにつけておくのが美味しく食べるコツ。硬めのお米はチャーハンやガーリックライスにすると美味しかったです。 |
みりん | 白ワイン+砂糖で代用可 |
薄切り肉 | スライスは難しいがベーコンやブロック肉で代用可能 |
にんにく・生姜チューブ | Albert Heijnの瓶入りペーストが便利 |
お茶 | 緑茶は一部あり。麦茶はほぼなし。持参推奨。 |
顆粒だし | 小規模スーパーではほぼ見かけず。持参が安心。 |
カップラーメン | ブランドにこだわりがなければ1〜2ユーロぐらいでアジアンスーパーなどで購入できました。 |
鶏ガラスープ | 中国のブランドのものが海外でも入手可能。 |
ごま油 | 中国と韓国のブランドのものやアルバートハインのアジア食品のセクションでも入手可能。 |
4. 軽くて代替不可なものは持参がベスト!
特に調味料や乾物、飲料系は小さくて軽いものが多く、代用品がほぼ無いため日本からの持参が断然おすすめです。現地での生活ストレス軽減にもつながります。
5. 無印良品で買える日本の食品&基礎化粧品も便利!
ドイツの無印良品オンラインストアなどでは、日本のレトルト食品や基礎化粧品が購入可能で、オランダまで配送してもらうこともできます。
<食品例>バターチキンカレーや和風スープ、おかゆなど。
<基礎化粧品例>化粧水、乳液、導入液など日本仕様のものが手に入ります。
ヨーロッパの化粧品は成分や香料が日本と違い肌に合わないことも多いため、無印良品の日本製品があると非常に助かります。
私も利用しており、配送は1週間程度。送料はかかりますが安心感が買えます。
6. 日本のお菓子は友達づくりのコミュニケーションツールにも!
慣れない海外生活で疲れた時の癒しはもちろん、日本のお菓子は現地の友達に配って仲良くなるきっかけにもなります。私がイギリスでホームステイした際は歌舞伎揚が大人気でした。
ポッキーやコアラのマーチはオランダでも見かけますが、好きなお菓子は持参するのがおすすめです。駄菓子や日本独自のフレーバーのチョコなども気分転換に役立ちます。
7. オランダの食べ物で日本食を再現
個人的にお気に入りだった食べ物を紹介します。オランダにはハーリングというニシンを使った食べ物があるのですが、なめろうのようにたたいて酢飯の上にのせ、わさび醤油で食べてました。お寿司が恋しくなった時にぜひお試しください。
写真はマーケットで買ったハーリングサンド。

ハーリング丼にするとこんな感じ。味はアジのなめろうみたいで美味しいです。生姜を添えても◎。

他に滞在中に作るのにおすすめな日本食は肉じゃがです。じゃがいも、玉ねぎ、にんじんはどこでも他に入りやすいので作りやすいです。お肉は薄切りのではなく、シチューで使うようなぶつ切りので代用していました。

まとめ:海外生活の心強い味方をしっかり準備しよう
ヨーロッパでも日本の味は楽しめますが、「軽い・かさばらない・代用が難しい」ものは日本から持参するのがストレスを減らすコツです。顆粒だしや昆布茶、チューブ調味料、電子レンジ炊飯器、菜箸、麦茶のティーバッグ、七味やゆず胡椒、そして日本のお菓子もぜひ準備してみてください。
また、無印良品のオンラインストアで日本の食品や基礎化粧品を注文して現地配送してもらうのも賢い方法です。現地の味や化粧品に違和感を感じた時の安心感になります。
海外生活は不安もありますが、準備をしっかりすれば毎日が楽しくなります。この記事が、皆さんのヨーロッパ生活の助けになれば嬉しいです。素敵な海外生活を送ってくださいね!
Amazing Oriental